旧JR深名線 第三雨竜川橋梁 雪下ろし

春めいた日差しの下で行われた、旧JR深名線 第三雨竜川橋梁の雪下ろし作業風景です。
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平成25年3月1日付、「北海道新聞朝刊旭川版」から、資料提供は大友要様(小40回)(旭川市)です。

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【幌加内】町内政和地区に残る旧JR深名線(1995年廃止)最大の遺構「第3雨竜川橋梁(きょうりょう)」で27日、保存会役員が雪下ろし作業を行った。
 昨年末に発足10周年を迎えた同会の雪下ろしは9回目。融雪期に鉄橋上の雪が水を含んで重くなり、手すりなどを壊さないよう、あらかじめ除雪しておく「春を迎える」ための行事だ。

 今年の積雪は大人の背丈を超える程度で、豪雪地帯の幌加内にしては少なめ。ただ今冬は晴れた日が多かったせいか雪が固く締まり、約100メートルの保線用通路の除雪に12人で2時間かかった。

 保存会の菊地守典会長(84)は「町内の役員も平均年齢70代後半で年々作業はきつくなっているが、現役そのままの姿を伝えるためにやらなければならない作業」と話していた。(伊丹恒)

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保存会のメンバーが雨竜川第三橋梁を除雪 平成25年3月6日 北空知新聞Web版より

【幌加内】土木学会の選奨土木遺産に指定されている旧深名線の雨竜川第三橋梁(政和地区)に積もった雪を、このほど、地元の保存会のメンバーがボランティアで取り除いた。
 1931年(昭和6年)に造られた雨竜川第三橋梁は、延長100・97m。トラスト橋で、川の急流に対応するために珍しい工法で造られていることなどから、歴史的建造物として価値が高いとされる。
 周辺は「ポン・カムイコタン渓谷」と称され、初夏の新緑・秋の紅葉とトラスト橋である第三橋梁が織り成す景観は幌加内の貴重な観光資源の1つともなっている。
 除雪したのは、「旧JR深名線雨竜川第三橋梁保存会」(菊地守典会長、352会員)のメンバー12人。
 橋梁の管理用歩道部分には2・5mの積雪があり、放置すると手すり部分が曲がるなどの破損が懸念されることから、毎年この時期に会のメンバーが手弁当で除雪する。
 この日、会員らは除雪機とスコップを使い2時間ほどかけて管理用歩道部分の雪を丁寧に取り除いた。
 保存会の小林四郎事務局長は「この橋を見に来る観光客も多く、幌加内の交流人口が増える一つとなっている。マチの宝物で大切にしたい」と話している。


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 この橋梁は1931(昭和6)年竣工以来、1995(平成7)年廃線までの64年間、幌加内町の政治、経済、文化の動脈としての役割を担った深名線の最難関工事の橋梁です。
 延長100.97メートル、中央部には1930(昭和5)年に制作された長さ45メートルのトラスト橋が架かり、その前後には1899(明治32)年にイギリスから輸入された長さ12.9メートルの桁橋が4組架かっています。
 橋台、橋脚はコンクリート製で、橋梁の架設工事に際しては谷や急流にはばまれて足場の構築が困難なため、北海道内としては初めてのケーブルエレクション(吊足場式架設)工法が採用されました。
 また、この橋梁は工学的にも歴史的にも極めて高い価値を有しているだけでなく、ポンコタン渓谷に静かに佇むその絶景美は、道行く人の心に安らぎを与え、往時を偲ばせてくれます。
 この橋梁が多くの町民、幌加内町を故郷とする皆さん、そして縁のあるたくさんの方々の熱い声援をを受けて保存されることになったものであり、私達はこの貴重な文化遺産が教育や観光の資源として末永く利活用されることを願って止みません。
       2007(平成19)年8月 旧JR深名線第3雨竜川橋梁保存会

2012.2 北海道新聞旭川支社 菊池守典(84)保存会会長の記事が載っています。
http://asahikawa.hokkaido-np.co.jp/human/20110206.html
      添牛内小学校「教育目標」 ●じょうぶな子 ●よく考える子 ●心の豊かな子 ●よく働く子

この記事へのコメント

カムシュペ
2013年03月04日 09:59
吹雪でたくさんのかたが亡くなられていますが、たかが吹雪で人が死ぬなんて信じられません。
mie
2013年03月04日 11:58
あの 痛ましい吹雪での遭難事故・・・
猛吹雪をテレビで観ながら添牛内を想いました
昔は 当たり前の光景でした
亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします

鉄橋の雪下ろし作業 新聞見ました
近ければ 絶対 手伝いに行ったろうな・・と
恨めしく思う同時に作業された皆様に
敬意を表したいくらい
ご苦労様でした!
isao-doh
2013年03月04日 20:39
カムシュペさんのお住まいは、どちらでしょうか?
北海道沿岸近くの吹雪は、南極大陸のブリザードと同じで、極端な場合は、視界がすべて真っ白な「ホワイトアウト」と呼ばれる状態にな、自分が何処にいるなか分からない程、方向感覚がなくなる事があります。
特に春先の地吹雪が恐ろしい、硬くしまった雪は強風で、あっと言う間に道路を塞ぐのです。
今般は夜間の暴雨風雪、最悪の状態であったと思います。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

何度も同じ様な暴風雪を経験した私からすると、たかが吹雪では無いのです。

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